2012年11月20日火曜日

第12回 紅葉をみにいくよ@六甲山


「ここまで来たけど、今日は引き返そう」とキャプテンが言った。
目的地の有馬温泉まで所要時間が思ったよりかかりそうだという情報を、山を歩きなれた老夫婦や、トレッキングサークルのおじさんたちなど3組から指摘されたキャプテンのその発言に、低山部員は一瞬顔を見合わせた。
(キャプテンの英断 ~京都低山部記録・六甲山編より抜粋~)
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こんにちは。
今回の低山部京都支部は、紅葉を観に兵庫県の定番山、六甲山まで足を伸ばしました。
今回の参加メンバー
◆キャプテン tomo
今年は雪山に行くんだと、張り切っている。今回、地図を不携帯。やっちまったなー
◆マネージャー クミ
なんと、約1年ぶりの参加。実は今年の5月~7月は捻挫により低山部故障者リストに入っていた。
◆チアガール トモカ
今回も元気に参加。今回のお弁当もいなばのタイカレー。




Pb182165

スタートは阪急芦屋川。芦屋の高級住宅地を抜け、登山口まで入っていきます。
今回のメンバーはひさしぶりに女子のみ。ということで、いつもと違った雰囲気の写真モードにきりかえてみました。



この日の六甲山はたくさんの人でにぎわっていました。
天気がよかったのも理由のひとつですね。低山部福岡本部も同日開催みたいだし、晴れて何よりです。
ロックガーデンに向かう登山道は老若男女、どこをみても人ばかり。
貫禄ある野良猫もいました。
そして、なんと鎖場は渋滞です。そこに現れたのはイノシシの親子。
渋滞中に、ちょっとしたお菓子などを食べている人が標的です。
ぶひーぶひー



イノシシの出現に驚き、テンションダウンしているマネージャの横で
逆にテンションアップのキャプテンとチアガール。そしてさらなるテンションアップエリアがどんどん現れます。
それは岩場。湖南アルプスとおなじような、つるっとした感じの岩場です。低山部メンバーは岩場がだいすき。



ロックガーデン風吹岩でお昼です。とても気持ちの良い風、そして景色。
その傍らに、アサシンのごとく佇む黒猫。
びっくりした矢先に、「イノシシがでたぞー」の声。
どうやら人間の子供が持っていたクリームパンが取られたようです。
六甲山はいろんな動物がいますね。


このあと、低山部は六甲山頂へ向かいます。とても気持ちの良い風、そして景色。
さっきまでたくさんの人がいましたが、お昼後は木々が風に吹かれそよそよという音がきこえるくらい静かです。
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しばらく進むと、チェックのシャツをきた山登りのおじさん3人組にあいました。
チェックのシャツを着たおじさん3人組は言いました。「どこにいくのかい?」
低山部が行き先を伝えると、チェックのシャツのおじさん3人組は「がんばるねぇ」といって通り過ぎました。
しばらく進むと次は赤いリュックのおじいさんおばあさんにあいました。
赤いリュックのおじいさんは言いました。「どこにいくのかい?」
低山部が行き先を伝えると、赤いリュックのおじいさんは「早足でいかないとまにあわないぞ」といいました。
一緒にいたおばあさんは「だいじょうぶよ、気をつけてね」と笑顔でおくってくれました。
低山部はぐんぐん進みます。
しばらく進むと、今度はおじさん4人組にあいました。
その中で杖をついていたおじさんが言いました。「どこにいくのかい?」
低山部が行き先を伝えると、杖をついたおじさんが言いました。
「おじさんたちは引き返してきたんだ。そこにいくのには時間が足りないよ」
!!!
キャプテンの脳裏にとっさにイノシシの顔が浮かびます。
あのイノシシたちは、低山部に危険を教えてくれていたのではないだろうか・・?ぶひーぶひー
下調べのときはこんなに時間がかかるとは思っていなかったぶー。
ここでキャプテンは今来た道を引き返す、という決断をします。今まで考えたこともなかった決断です。
確認したいにも、今回は地図不携帯。オーディエンスの意見が強くなります。



登ってきたルートを戻る、というコースは低山部ではあまりやらないことでした。(みんな飽きっぽいし)
ゆっくり、ゆっくり、景色を楽しみながら下山です。

今回は、目的地までいけませんでしたが、その分貴重な経験をすることができました。
やはり下準備が大事ですね。
このあと京都まで戻り、打ち上げです。(阪急電車内では爆睡)



六甲山で低山部2012年は山閉めです。
12月は忘年会ですねー!
それでは。キャプテンでした。

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